春に近い夜に、思ったこと

終電を逃して、家まで歩いて帰りました。今日は、会社の新年会でした。
去年は大変だったね、今年も頑張ろうねなんて言いながら、会社の同僚と別れて、ひとり暮らしのアパートまでのんびり歩きます。
タクシーを拾うのも、なんだかもったいない気がしたのと、今夜が満月で明るく人通りも多いのが理由です。今日は、風が気持ちいいな。酔いを覚ましながら歩こうと思いました。
クリスマスを過ぎても、道行く人たちの中にカップルが多いんだなあ、と思いました。カップルはこんな遅い時間でも、キラキラして見えるものなんだな…
横を通り過ぎながら、自分だったらそんな出会いがあるんだろうかと思い、つい目で追ってしまいました。
私が誰かの彼女になることはあるんだろうか、酔って一人で歩きながら少しずつ不安に思いました。誰か、手を差し伸べてくれる人がいるのかな…
とぼとぼ歩きながら、少しずつ酔いが冷めてくると、風が昨日よりも暖かいことに気づきました。そうか、もう春が近くなっているんだ…
さっきまでの不安な気持ちがちょっとだけ流されて、暖かい春を待ち遠しくなりました。そうだ、春になったら、新しい服を着て、街に出かけよう。待っている誰かに、会えるといいな。